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GDP7~9月年率21.4%増 4期ぶりプラスでも回復途上?

2020年7~9月期GDP速報~21.4%増!!

(日本経済新聞)

内閣府が16日発表した2020年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で4~6月期から5.0%、年率換算で21.4%増えた。新型コロナウイルス禍で年率28.8%減と戦後最大の落ち込みだった4~6月期から4期ぶりのプラス成長だがコロナ前の水準は遠い。
(ん?28.8%減?どこの情報?)

いつもどうしてこのような報告になるの

毎度毎度こうなんですが、文系が多いせいか数値にこだわらず不安だけを煽るテクニックに何の意味があるのでしょうか?
以下は、内閣府から正式に公表された2次速報値です。

2020年7~9月期GDP速報~21.4%増!!

(内閣府)

↑↑↑2020年4~6月期年間換算の本当の数値は、内閣府から公表されたデータを見ると、28.1%減です。
年率換算の変な定義はこちらの記事で説明していますので参照してください。
2020年4~6月期GDP、年率27.8%減 過去最大の落ち込み

一般ピープル用のニュースが欲しい!

数値の間違いは論外ですが、それよりも何よりもこのような統計テクニックは、一般ピープルには意味が解りません。
少なくとも「4~6月期に比べ7~9月期は大幅に改善した」との報告だけでいいのではないでしょうか。

 

暗いニュースを流すから気持ちが落ち込み景気が悪くなるのです。
例えば、近いうちに必ず「大地震が起きますよ」とか「巨大台風が来ます」とか「津波が来ます」とか「巨大隕石の衝突があります」とか「人類滅亡の時が来ます」等のようなニュースばかりだと社会不安を起こし自殺者も増えます。

 

いずれ必ずこのような事が起きるのもまた事実ではありますが、そんな事を言ったら「あなたは必ず死にます」と言っているようなものです。
必ず起きる現象に対しては事前の準備が必要です。

 

しかし気の持ちようと努力次第で変えられる現象に対しては、事前の準備ではなく夢や希望が必要なのです。
一般ピープルには夢や希望を与えるニュースが必要なのです。

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