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成功の要因はいつも共通している

ビル・ゲイツの7つの成功要因(PRESIDENNTより)

世界有数の大富豪であるビル・ゲイツ(マイクロソフトの共同創業者)について、特に説明するまでもないと思うが、彼が成功できた背景には「自身の能力を最大化」させる7つの要因がある。

第1の要因

「できない理由」を探して自分を納得させ諦めるのではなく、「どうすればできるか」と常に考え将来を悲観せず、「必ずできる」という信念。
第2の要因
何でもいいから一つでも一番になるという「集中力」と「勝負」へのあくなき欲求。
第3の要因
常に疑問を持ち、問いかける「質問力」
第4の要因
ひひたすら本や資料、論文を読む。「読書」ではなく「考える」
第5の要因
どんな問題も解決できるという「知」と「技術」への絶対的な信頼。
第6の要因
失敗にこそ「価値」を見出す。
第7の要因
客観的で率直な意見に耳を傾ける「フィードバック」によって、常に改善点を見出す。


ちなみにビル・ゲイツは自社で「意図的に、会社経営に失敗した経験のある管理職を何人か採用」していたことがあるそうです。
これらの要因が自身の能力を最大化することに繋がったといえます。

7つの要因の逆が失敗要因

実際に失敗ばかりしている人を見てみると、上記7つの要因の逆が失敗要因となっているように思えます。
「できない理由」ばかりを発言し、何事にも疑問を持たず人に質問したり相談をしない。本は読んでいるだけで考えず、「知」と「技術」への不信感を持ち、失敗を恐れる。

 

特に第7の要因である「フィードバック」は大変興味深い。
どんなに事前に想定しうる危険や誤動作・誤操作を網羅し対策しても、十中八九、必ずと言っていいほど問題が起こります。
参照:「必ず起こる事に対する考え方」

「フェイルセーフ」と「フィードバック」と「フィードフォワード」

「フェイルセーフ」と「フィードバック」はいずれも、問題が起こる事を前提に対策する考え方です。
事前の対策が「フェイルセーフ」で、その後のリアルタイム処理が「フィードバック」です。この両方が備われば最強と言えるでしょう。

 

これとはまったく違う技術に「フィードフォワード」(予測制御)という考え方があります。
これは「フィードバック」とは真逆の発想で、過去に起きた事象に対して改善するのではなく、これから起こる事象に対して改善するという考え方です。

 

自社の社長や自分の上司が、『今日は無礼講で自分に対して何でもフィードバックして欲しい』と言われても、素直に発言できません。それどころか、下手をすれば社長や上司のプライドを気付付け、自分の身が危うくなるでしょう。
これに対し、これから進めるプロジェクトについて『客観的で率直な意見をフィードフォワードして欲しい』と言われれば、前向きに発言できます。

 

過去に起きた問題が現在も継続している場合は「フィードバック」が必要となり、問題が起きている事象を捨て、すべてを刷新する場合は「フィードフォワード」が必要なのです。

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