このページの先頭へ

Cost+Down

最近あまり聞かなくなった経営用語に、コストダウン(以下CDという)がある。
日本の企業の多くがいつしか”CD=リストラ”と考えている節もある。

 

また原材料または原価を下げるため仕入れ業者を叩いたり、下請け業者を締め上げたり、労働者の賃金を限界まで抑えたり。
これらをCDと勘違いしている経営者が多いのではないでしょうか?

 

上記の事例は、CDではなくCC(コストカット)です。
CCは何の努力も必要とせず、誰でも出来る事です。

ただ安ければいいのか?

それに比べ、CDには知恵と工夫が必要です。
例えば製造業だと、ただ安い部品を使えばいいわけではありません。

 

それはその部品が、耐久性や信頼性または必要性の結集によって使用されていることを理解していない素人がやる事です。

 

部品と言うのは、その使用条件において対寿命試験や耐久性能など様々なテストが実施され、それらを部品の性能として公開し成り立っているものなのです。

 

なので設計者は、それらのデータを元に計算・解析したりして部品の選択をするのです。
まさか同じ形をしているとか、ほんの一部の性能が近似しているなどの条件だけで決定するはずが無いのです。

 

知恵の無い設計者が作ると、必ずトラブルになります。
結局元の部品に取り換える羽目になったりするのです。

愚かな経営者が考えるCD

例えば機械化・合理化と言う手法を、勘違いしてはいけない。
愚かな経営者は、それで人件費を削減できたと考えるのです。

 

これは企業にとって大変危険な事です。
なぜなら優秀な人財も一緒に削減されてしまうからです。

 

一度失った人財の替わりは、そう簡単に取り戻せません。
一時的によく見えても、時間が経つごとにその悪影響は顕著に現れます。

 

また人件費の安い人材を利用するケースも多々ありますが、それだけだと先の部品と同じリスクが発生するのです。
そのリスクが織り込み済みならいいですが、そうでないなら必ず痛い目に合うでしょう。

賢い経営者が考えるCD

賢い経営者はそれで浮いた人財を、更なる生産性の向上に再配置するのです。
だからリストラなどのくだらない手法は使用しません。

 

人件費の安い人材の利用は、人財へと導く苦難を惜しまないのです。
そうすれば人件費は上がっていきますが、生産性は向上するのです。

 

人財が増えれば増えるほど、その人たちによって更なる人財が育成され、益々生産性は累進し生産原価は下がるのです。

 

これが本当の”コストダウン”なのです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
トップへ戻る