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どうやって取締役を決めるのか?

会社には取締役会を設けている所とそうでない所があります。通常、中小企業の場合は株主が取締役になっていることが多いので、わざわざ取締役会を設けている所は少ないでしょう。
新しく取締役を選任する場合、または退任する場合、取締役会が設置されていればそこで決定しますが、設置されていない場合は株主総会で決定します。

 

手続き上の流れは以上の通りですが、実際に新しく取締役を迎える理由は何なのでしょう。
社外から取締役を迎える理由は、「ネームバリュー」だったり、「業務提携先の関係で」などが大半です。

 

それに比べ社内から取締役に迎える理由は、「取締役にふさわしい」からです。
ならば「取締役にふさわしい」とは、どういうことなのでしょうか。

取締役にふさわしい条件

条件は2つしかありません。

①本人が取締役になる事を望んでいる。
②利益を上げる事が出来る。

本人が取締役になる事を望んでない場合は論外ですが、利益を上げられない者は取締役になる資格はありません。
なぜなら、取締役は自己の責任の範囲内で会社の人件費である役員報酬を決定する事が出来るうえ、経費の使用も自己の責任の範囲内で行う事が出来ます。

 

なのに、利益を上げられないどころか赤字にしてしまうような者が、取締役になって良い訳がありません。
役員報酬を減額しても利益を上げられないならば、すでに取締役の者は退任すべきであり、現状で赤字経営の会社に追加で新しく取締役を置くなんて言うのは愚の骨頂です。

取締役になるもう一つの条件

一般に、どんな大手企業であっても、3年連続赤字が続けば社長を交代し、取締役も刷新します。
反対に過去には赤字が続いていても、これから3年以内(早ければ早いほど良いが)に利益を出せる者は取締役になる資格があります。

 

無論、約束通り結果が出せなければ取締役全員刷新ですが、このように未来の結果に対して約束できる者は取締役にふさわしい人です。
つまり、株主に対して利益を提供できない取締役は、当たり前のことですが”いらない”という事なのです。

取締役は偉い訳でもカッコ良い訳でもありません

結果がすべてなのが取締役です。恰好などどうでもいいことで、社員よりも偉くなくていいのです。
中には取締役が社員より偉いと勘違いしている者もいますが、こんな人間に結果が出せるはずが無いのです。

 

なぜなら取締役一人で出せる結果など知れているからです。結果を出すには如何に社員を働かせるかにかかっています。
こんなことも解らない取締役は今すぐ退任するべきです。社員を働かせるには、パワハラでやるか倫理でやるかの二通り存在します。

 

大手の企業でも、未だにパワハラで結果を追求している所もあります。現代では「如何に訴えられないパワハラの仕方」などのセミナー(大人気だそうです?)が裏で行われている所もあるほどです。
パワハラが苦手な人は、すべて倫理でやるしかありません。いわゆる結果主義・実力主義・強制リストラと言われる方法です。すべての感情を排し、倫理に徹するのです。

 

このように取締役はつまらなく、カッコ悪いのです。

カッコ良い取締役になるには

もしカッコ良い取締役になりたいと思うなら、以下の通りやるしかありません。

①一切の言い訳をしない。
②すべての責任を負う。
③人のせいには絶対しない。
④死ぬ覚悟を持つ。
⑤必ず結果を出す。

①~④までが出来たとして、”⑤必ず結果を出す”については前記の通り、社員を働かせる以外にありません。
パワハラや倫理でやるとカッコ悪いので、人間主義でやるのです。

①社員の出来る事(能力や特技)を完全に掌握する。
②その社員のプライベートも限りなく掌握する。
③その社員が最大の成果を出せる仕事を提供する。
④その社員の悩み事をすべて解決する。
⑤一人の社員を徹して励ます。

以上。

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