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マネジメント力の向上

社員が辞める・辞めない理由

どんなマネジメントをしても、永遠に社員が一人も辞めない会社は無い。
社長も人間なので、理由はともかく社員が辞めるときは心が痛むものです。その社員が幹部であったり、ベテランであるとなおさらです。「自分のマネジメント能力に問題があったのかな?」と、疑心暗鬼になったりもします。
しかし何故社員は辞めるのでしょうか?反対に言うと何故辞めないのでしょうか?

社員が辞める理由~反対が辞めない理由(事例)
①人とのコミュニケーションに不具合がある。(社長が嫌いとか)
②仕事がきつい。(残業が多すぎるとか)
③給料が安い。(同条件で他に当てがあるとか)
④健康上の問題がある。(寝れないとか)
⑤家庭や肉親の問題がある。(介護とか)
大体こんなもんでしょう。

このように列挙すると、社長のマネジメントにほとんど関係がありません。
①コミュニケーションの不具合や④⑤は人間である限り避ける事が出来ませんし、②③は雇用契約の時点でわかっていたことです。

 

だから社長は何も気にする必要がありません。結局すべて自己都合です。
悩んだり悔んだりする暇があれば、他に働きたい人を探しましょう。

 

幹部が辞める場合はちょっと事情が違う

ほとんどその部門を任せている人や取締役が辞める場合は、社員が辞める理由とかなり異なります。本当に要注意です。

幹部が辞める理由
①社長の意見や判断に就いていけない。(経営的感覚に大きな相違が出てきた)
②今の社長の人間性に否定的。(昔の社長は良かった)
③自分の方が社長よりも能力が高い。(自分のほうがもっとうまくやれる)
④自分の評価が低すぎる。(どう考えても社長の収入が自分よりも高すぎる)
⑤すべての責任を押し付ける。(社長は一切責任を取らない)
上げればキリがありませんが、大体こんなもんでかね。

どれを見ても、すべて社長に問題があります。つまり社長自身の人格も能力も低下してる証です。
社長自身が人格・能力を向上できないなら、さっさと後継しましょう。

極論、マネジメントとは社長自身の人格・能力のことであり、それを向上させることがマネジメント能力を向上させるということなのです。

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