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感情による負の連鎖

警備業にかかわる資格を取得し、実務の経験も豊かになり実績が積み重なっていくと、そのうち自然に営業所や事業所を任されるようになりますよね。
この時これまでのいろいろな自分の感情的問題が解決されるのと同時に、それまで自分が抱えていた同じような感情的問題が突如他人から浴びせられることのなるのです。
このような現象はありとあらゆる場面で発生します。

 

具体的な事例でお話ししましょう。
前記事例の場合、自分が営業所の所長などに抜擢されるまでは、自分の同僚や上司やそのほか役員などに対して次のような感情を持っていたとします。
「あいつら(同僚)はいいよな~たいして働いていない(能力がない)くせに収入が優遇され自分と大して変わらない」とか、
「上司は自分にばっかり仕事を押し付けて、楽してやがる」とか、
「仕事の失敗に対して上司は責任回避して自分に責任をなすりつけやがる」など。

次に、自分が営業所の所長などに抜擢され、今までの同僚や後輩が直属の部下になるとどうなるでしょう。
「自分は責任のある立場になったが、あいつら(元同僚)は責任がない仕事ばかりやっているので収入が少なくても仕方ない」とか、
「役員は自分を認めて所長にしてくれたが、高給取りのくせに自分を守ってくれない」とか、
「部下たちは無責任な仕事ばかりやり、何かというと自分に責任転嫁してきやがる。しかしあいつらは低能なのだから仕方ない」など。

そして、直属の部下たちはあなたが以前抱いていた上記の感情であなたを見ることになるのです。どこまで行ってもキリがありません。

 

わかります?このロジック?
そうです。他人に対する妬みや嫉妬の感情は、自分だけでなく相手も抱いているのです。
また自分の役職がどのような立場になろうとも、永遠にこれらの感情は常に他人に向けられます。
社長であっても例外ではありません。今度は他の社長や部下たち、同業の業界や社会に対して繰り返されます。
だから何か一つでも我慢できなくなることが起きると、自分を自制できず崩壊してしまい、矛盾だらけの感情に落ち込むのです。

きみの願望は何だ?

では我慢できない事って何でしょう?
実は自分の妬みや嫉妬の裏返しは自分の憧れや願望なのです。

 

例えば上司の仕事に対する責任の取り方について妬んでいるのは、自分が責任を取らされたく無いという願望なのです。
また同僚に対して収入が優遇されていることへの嫉妬は、自分の収入をもっと優遇されたいという憧れなのです。

 

妬みや嫉妬している間はまだ救いようがありますが、裏返しの感情である憧れや願望を打ち砕かれそうになると我慢できなくなります
そして崩壊していくのです。

 

ならばどうすればよいのでしょうか?
解決策は「妬みや嫉妬の感情をなくす」ことに努力することではありません。
それより自分の憧れや願望を明確化し、それを訂正するか、あるいは自分にも他人にも正直になり、まっしぐらに行動したほうがマシです!
心理学的には↓を参考まで。

突き抜けろ!

ところで、妬みや嫉妬の無い人はいるのでしょうか?
妬んだり嫉妬する対象は他人に限られますよね。自分の憧れや願望がちっちゃすぎるので、その対象者が莫大になり右も左も妬みや嫉妬の対象者になってしまうのです。
みんな幼いころに経験があると思いますが、自分の欲しかったおもちゃや人形などを身近な友人が持っていると妬んで取ろうとしませんでしたか?
その時のおもちゃや人形を今でも欲しいですか?要らないですよね。なぜですか?
要するに憧れや願望のレベルが突き抜ければ、それを実現している人は減っていく訳ですから、妬みや嫉妬する対象がいなくなるのです。

 

もしも世界のだれも成し遂げたことのない事象に対して本気で憧れ、そして唯一の願望とすれば、妬みや嫉妬するという感情は消えてなくなります。
そこに残る感情はすべての人に対する感謝以外に存在しなくなるのです。

人生には、二つの道しかない。
一つは、
奇跡などまったく存在しないかのように生きること。
もう一つは、
すべてが奇跡であるかのように生きることだ。
- アインシュタイン -

そのためにIMSグループでは「東京23区制覇」だとか「全国制覇」だとか無謀に思えることを本気で憧れ願望してるのです!
今日から憧れと願望のレベルを限界を超えて突き抜けよう!

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