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因果の法則とはいったい?

因果の法則をわかりやすく言えば原因と結果の法則のことです。過去に作った何らかの原因のために、未来の結果は決まるという法則性です。

原因と結果

物理学に限らず、医学や経済学や心理学でも、「原因に法則が作用して結果を生じる」と考えるのが普通です。 いわゆる「因果関係」という考え方です。

 

因果の法則については、誰しもが経験則で理解していると思います。
しかし、原因が先で結果があるのか?結果が先で原因があるのか?

 

この問題について経験則から理解した人はいるのだろうか。

因果の区別がつかない世界がある

量子の世界ではそれが「原因」なのか「結果」なのかさえ、判然としないことがよく知られています。
原子の外側では「原因→結果」があたりまえですが、原子より内側には、それと異なる世界が存在するのです。

 

「シュレーディンガーの猫」という有名な思考実験からもわかるとおり、箱の中の猫は「生きている」状態と「死んでいる」状態が重ね合っている状態である。

 

「生きているか死んでいるかは、箱を開けた時にしか決定しない」という奇妙な思考実験であり、今も否定されていない。

原因があるから結果があるのではない

普通の植物は花が散った後に種子が出来るが、蓮は花が咲くと同時に種子が出来る。
原因と結果が同時に発生しているのですが、これを説明できる科学は未だ存在しません。

 

人間でいうと生まれたと同時に、子供がおなかにいるようなものです。
こんな現象を如何に説明するのでしょうか?

ドトールコーヒー創業者の座右の銘

鳥羽名誉会長の座右の銘として語られているのが、仏教の「因果倶時(いんがぐじ)」という言葉です。
鳥羽名誉会長の著書「勝つか死ぬか」には、以下のような記述があります。

現在の「果」を知らんと欲すれば、つまり、現在の自分がどういう位置にあるかを知りたいと思うなら、過去の原因を見てごらんなさいということだ。原因を積み重ねてきた結果として今日がある。原因と結果は一致している。そして、未来の「果」を知らんと欲すれば、つまり、将来自分はどうなるだろうかと知りたいのであれば、今日一日積んでいる原因を見れば分かる。自分自身が毎日、未来の結果の原因を積んでいるということだ。

つまり、原因の結果と結果の原因は一致しているという事です。

私の経験則からの思考を整理すると

①「思い通りになった」のは正しい原因が積まれたから。
②「必ず~する」と決めた瞬間に結果の原因が積まれ、「思い通り」になる。
③「思い通りにならない」のは間違った原因が積まれたから。
④「~するでは無く~したい」と思った瞬間に「したい」という願望という結果の原因が積まれ、「思い通りにならない」

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